Windows11のMicrosoft Store更新対象にWinAppRuntime.Main.1.5とWinAppRuntime.Singletonが加わっていました。正体が気になったので調べたことをメモします。
機能は分かりませんが、ファイルサイズは昨今なら無視できるほど小さいことが分かりました。
追伸:Windowsのアプリ管理からアンインストール可能でした。初期からかは不明です。
WinAppRuntime.Main.1.5とWinAppRuntime.Singleton
- どちらもMicrosoft製品で説明文にWindows App SDKへのリンクがあります。
- システムコンポーネント扱いなのかMicrosoft Storeからはアンインストール不可能です。
WinAppRuntime.Main.1.5
- 表示名やパッケージパスのレジストリキー
HKCR\Local Settings\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\AppModel\Repository\Packages\MicrosoftCorporationII.WinAppRuntime.Main.1.5_5001.159.55.0_x64__8wekyb3d8bbwe
HKCU
やSIDキー以下に元となるキーがあります。
- 上記キーによるパッケージパス
%PROGRAMFILES%\WindowsApps\MicrosoftCorporationII.WinAppRuntime.Main.1.5_5001.159.55.0_x64__8wekyb3d8bbwe
- クラス情報等のレジストリキー
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\PackagedCom\Package\MicrosoftCorporationII.WinAppRuntime.Main.1.5_5001.159.55.0_x64__8wekyb3d8bbwe
- 実行ファイルは
DynamicDependency.DataStore.exe
とDynamicDependency.DataStore.ProxyStub.dll
のようですが、働きはよく分かりません。DLLはDllGetClassObject関数を公開するのでCOM対応です。
WinAppRuntime.Singleton
- 表示名やパッケージパスのレジストリキー
HKCR\Local Settings\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\AppModel\Repository\Packages\MicrosoftCorporationII.WinAppRuntime.Singleton_5001.159.55.0_x64__8wekyb3d8bbwe
HKCU
やSIDキー以下に元となるキーがあります。
- 上記キーによるパッケージパス
%PROGRAMFILES%\WindowsApps\MicrosoftCorporationII.WinAppRuntime.Singleton_5001.159.55.0_x64__8wekyb3d8bbwe
- クラス情報等のレジストリキー
HKEY_CLASSES_ROOT\PackagedCom\Package\MicrosoftCorporationII.WinAppRuntime.Singleton_5001.159.55.0_x64__8wekyb3d8bbwe
- 実行ファイルは
PushNotificationsLongRunningTask.exe
、PushNotificationsLongRunningTask.StartupTask.exe
、PushNotificationsLongRunningTask.ProxyStub.dll
のようですが、働きはよく分かりません。DLLはDllGetClassObject関数を公開するのでCOM対応です。
共通情報
- 名前を含む最古のレジストリキー作成日が2024/6/5なので、以前から存在していた様子です。
- 管理者権限で表示できるフォルダ内のファイルサイズはKB単位とかなり小さいです。最近の内蔵ストレージなら無視できる大きさです。