potisanのプログラミングメモ

プログラミング素人です。昔の自分を育ててくれたネット情報に少しでも貢献できるよう、情報を貯めていこうと思っています。Windows環境のC++やC#がメインです。

WIL GitHub Wiki テンプレートメタプログラミングヘルパーの和訳・改変

C++ WIL Windows 翻訳

MicrosoftがGitHubでMITライセンス公開しているWILのGitHub Wikiの記事を和訳・改変したものです。素人による翻訳なので、誤訳や著作権上の問題などありましたらご連絡いただけますと幸いです。

テンプレートメタプログラミングヘルパー（原題：Template metaprogramming helpers）

Raymond Chen、2019/7/23、リビジョン1個

WILは少数のテンプレートメタプログラミングヘルパーを含みます。

使い方

テンプレートメタプログラミングヘルパーはwil/common.hに定義されています。

#include <wil/common.h>

variadic_logical_or

template<bool...> struct variadic_logical_or
{
    static const bool value; // いずれかのテンプレート引数がtrueならtrue
};

variadic_logical_or構造体はブール型テンプレート引数のいずれかがtrueであればwistd::true_typeから派生します。その他の場合、wistd::false_typeから派生します。

C++17からはメタプログラミングヘルパーはほとんど不要になりました。同様の効果がstd::disjunctionクラス（cppreference）や畳み込み式（cppreference）により得られます。

使用例

enum class WidgetColor
{
   Red, White, Blue, Black
};

template<
    WidgetColor color,
    bool isColorful = variadic_logical_or<color == WidgetColor::Red,
                                          color == WidgetColor::Blue>::value>
struct Widget
{
    ...
};

著作権表示

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